パンデミックなど跳ね除けてみせる

今週は普通に三連休を取れるけど、
どうにも体調を崩している気がしてならない開幕となりました。
秋葉原行って買い物してきたはいいものの、
帰ってきてからずっと頭痛が止まらなくて・・・
熱はなくて全然平熱だったりするんですけどね。
これが続くようだったら新型の可能性を危惧しないとならないなぁ。
感染が確認された時点で一週間は自宅待機確定になるから
そうじゃないと願いたいところです。
(普通に休むのと外出禁止な自宅待機の休みは別物なんじゃよ)
とりあえず先月に引き続いて20日前後で20冊あまりを一気に購入してるので、
残り二日はひたすら読み耽るために費やすことになりそうです。

断裁分離のクライムエッジ 1巻

君の××を切り裂きたい、だから僕は君を守る。


女の子の髪の毛を切ることが大好きと言う、
相当に変態的な趣味を持った主人公の少年切は
通常の鋏では切ることのできない呪われた髪を持つ少女祝と出会い・・・
季刊誌の黒マ王でもヤンデレにまみれた唐傘の才媛をのんびり連載中の
緋鍵氏のアライブ連載の新作は、これまたとんでもない猟奇的な空気漂うラブバトルでした。
切と祝の関係や、やり取りだけを見るとラブコメに見えなくはないものの、
その根底にあるのは『殺人』と言う黒い血脈。
殺害遺品自体に込められた権利者を蝕んでゆく殺人衝動の呪いと、

殺せば願いが叶う『髪の女王』の印である決して切ることのできない髪の呪い。
この先、切の呪いが進行して切りたい対象が髪から人に変わらなければいいのだけれど・・・
髪は女の命と言うけれど、切りたくても切れない呪いがかかっている場合、
それは果たして命と言うべきなんでしょうか。

そうだと言うのであれば、切は何度も殺しているってことになりますが。
髪を切りたい願望と、切れずに切ってもすぐに再生する髪。
ある意味既に願いが叶ってしまっているこの関係がどうなっていくのでしょうか。


本作のキーポイントであり、マストアイテムの一つであるのが切の持つ鋏。
どんな鋏でも切ることができない祝の髪を唯一切ることができるそれは、
切の先祖であり、生前200人以上を殺した殺人鬼の呪われた遺品。
作中に出てくるメインポジションにいる人物は軒並みこんな人間ばっかりで、
先人の遺した『殺害遺品(キリンググッズ)』を持ってたりします。
今回の時点ではまだ所有者は3人だけとは言っても、
斬殺、薬殺、殴殺とその方法は多種多様。
恐らくこれからもっと色んな権利者達が出てくるんでしょうね。
ラストにはロープかワイヤーかによる絞殺を示唆する権利者の影もありますし。
と言うか、唐傘〜に出てる乙女さんあたりはこっちの世界に出てきてもおかしくありませんて。
メスで何人も突き刺し、切り裂いてますから。
主人公の武器が鋏ってのもまた珍しいですよね。

タイトルにもなっている切が所有している鋏『断裁分離のクライムエッジ』の他にも、
注射器の遺品『昏睡昇天のインジェクション』とか
ハンマーの遺品『破砕粉壊のスレッジハンマー』とか出てきますけど、
圧倒的な殺意の前には、中二っぽい殺害遺品および権利者の通称に突っ込む余地もありません。

本当の恐怖を感じた瞬間、人って思考を停止するものなんですよ。


全体的に殺人の黒い空気が漂いまくってるわけですが、
ヒロインである祝が可愛いのでロリ属性あるならとりあえずどうぞ。
見た目が完全にそうだからって言っても、
中学校にランドセルで登校するのは反則ですよ。

しかも転校生として・・・
やべぇ、こいつぁやべぇロリだ。
一方で権利者たちに命を狙われる対象でもある過酷な運命を背負っていて。
何故初代女王はかような呪いを残したのか。
このあたりも後々判明するのかなぁ。

鬼畜じゃない触手だと!?
メロンでのタワーっぷりを見るだけだと完売とかは平気そう?

自分が購入したのは渋谷なので、秋葉原に限らず大手書店では20日時点で出てたみたいです。
信長とかそういうのを置いといて普通に女装ものとして楽しめるので。

おかしくなってしまう=買ってしまうは同義で。

そりゃこんなんあったら年齢制限枠設けなきゃ開催できませんて。

今更顔とかどうでもいいと思ってきた自分です。

実にシンプルなものばかり。

しかしそれが評価に繋がるとまでは言い切れない。

画面以外はあまり代わり映えしない気もするけど、
一応供給は行き渡ってるっぽいですね。

6はロビン2以外はあまり使ってなかったかも。

無駄に何億もかけた駄作が乱発される現状を打破する一手になる?
とりあえず予算かけりゃいいってもんじゃないってことで。

執事と羊をかけてるわけね。
と言っても普通にエグいので丸飲み耐性は必要かと。

遠回しに100巻超宣言かぃ・・・
まともに読んだことはないんですけどねー。

そろそろ静電気のビリビリが怖い時期になりました。
ぼちぼち冬の新刊入稿報告も出始めてきた時期ですね。

コピ誌かー。
冬の新刊あたりに含めて収録した版とか出ないかな。

ひんぬーと言うにはまだ微ぬー域か!?
スパロボはそろそろ登場作品が節操なくなってきた気も。

こたつはリビングにあるので、あまり入らなかったりします。
その分、普通に布団に篭りますが。

ゆうやみ特攻隊 5巻

ゆうやみ特攻隊(5) (シリウスKC)

ゆうやみ特攻隊(5) (シリウスKC)

反撃の狼煙は上げられた。


神経毒を喰らって捕らえられ、ずっと拷問を受けていた隊長が復活し、
ずっと劣勢な状態が続いていた戦局もいよいよ追い風が吹き始めたか!?
ただ恐怖に囚われているだけかと思われた島民の中にも
抗おうとする鉄一族への反抗勢力が登場したり、
まさかの場面でまさかの人物が助っ人に入ったりと、
決着の日は刻々と近付いてきています。
全ては五日後、おおつごもりの日に動き出すのかな?
と言うか、島に来てからまだ三日。
当日迎える頃には状況が一変してそうな気がしなくもありません。
それにしても相変わらず拷問シーンは色々とエグい場面ばかりです。
直接的な苦痛を伴わない方法でも手口ってのはあるんだなぁ。

感心するべきところなのかどうかは複雑ですが。


狂気の集団をねじ伏せるはそれをも上回る圧倒的な暴力。
散々拷問で痛めつけてくれていた月に対してのリベンジマッチも含め、

ほぼ丸一巻分くらい捕まってた鬱憤を晴らすかのように前半は隊長無双状態でした。

やっぱ隊長の鉄拳あってこそですが、
辻もカエさんも随分と強くなったものです。
精神的に、そして人間的に。
当初のヘタレだった頃の面影は既にありません。

悪霊への復讐心のみだったのが、一連の動きを経て、
殺意に殺意で立ち向かう覚悟を決めたってことは大きいですね。


時折使役される悪霊は出てくるものの、
もう霊的なものより人間の方が全然怖いです。
人間の恐ろしさって意味ではミスミソウもそうだったけど、
一人の人間が持つ復讐心による狂気と、
不特定多数の人間が持つ狂信的な信仰心による狂気って根本的なものが違いますよ。
対抗勢力とか出てくるには出てきたけど、
復讐心に囚われすぎていて鉄一族と何が違うんだろうと思ってしまったりします。

少数勢力ではあっても、リーダーであるシズル姐さんを信望しているところは、
鉄一族のミダレガミ信仰と大差ないように見えるんですね。
混戦模様になってきて一体どこまでが本当の味方なのかわからなくなってきました。