はなまる幼稚園 7巻
- 作者: 勇人
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2009/12/25
- メディア: コミック
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1月からアニメ版も開始されるということで盛り上がっている本作。
来るべくして来たってところではありますが、
本作のようなものこそゴールデンに放送してしかるべきなのに何で深夜帯なのかな・・・
年頃の子供を持つ親御さんや子供たち自身にも見せてあげたいと思ってるくらいなのに。
とりあえずそっちはそっち、こっちはこっちということで早いもので7巻目。
この調子なら気が付けばあっという間に10巻とかいってそうですよ。
それにしても小梅の超爆弾発言にはびっくりです。
本人はあまり意味は理解してないのかもしれないけど、
その意味を知ったらきっと恥ずかしさで卒倒してそうです。
一番の『胸』成分である山本先生とかはもしかして今までで出番が少ない?
それでも見せるべきところはきっちり見せてくれているのがさすがと言いましょうか。
海で子供を助けに飛び込むところなんかは普段とは違う格好よさがありました。
と言うかライフセーバー資格持ちだったことにびっくりです。
全キャラはなまる笑顔大作戦発令!?
今回はメインキャラのみならず全体的に今まで出番が少なかったり、
名前もなかったキャラに主眼が当たっているエピソードが多かったですね。
特に個人的に好きなさつきと草野先生、そして組長分が十分に補充できて満足です。
開幕からして一同揃ってさつきのいる学校に押しかけですし、
勝った方が言うことを聞くと言う兄妹のゲーム対決もあったりと、
家族相手にだからこそ見せるツンデレブラコンっぷりがたまりません。
草野先生の方もこれまではつっちーあたりをからかうキャラってポジションが主だったのに、
意外な相手から唐突に愛の告白をされてしまい・・・
嗚呼、こうなると先生とかって立場を抜きにして完全に一人の『女』ですね。
相手が相手なものだから、どうしようと考えて無理をしているところに対する
小梅の率直な気持ちってのもまた鋭くて重い。
子供たちと言うのは純粋さゆえに、
時として大人たちよりも鋭く、そして大胆なのです。
もうすっかり歳の自分にとって冒険と言ったら知らない土地へ旅行するくらいですよ。
本編も当然いいのですが、特別編が特にはっちゃけてましたね。
魔法少女ものから始まったかと思いきや、
トトロや美味しんぼの全くぼかしてない露骨なパロが。
どっちのパロもかなり危険なところに突っ込んでしまっているので、
元ネタ側から怒られないかが心配でなりません。
トトロの方はファンタジーな夢をぶち壊す展開に突入してしまうし、
美味しんぼの方なんて作品そのものの暗黙の了解に触れてしまうと言う暴挙っぷり。
そこは読んだことがある人なら一度は思ってしまうことかもしれないけど、
触れちゃいけない部分ですからー!
国民的な作品二つの熱狂的信者を同時に敵に回しかねない勇気にはある意味感服です。
本編ではこれまたけいおん!を意識しているかのような構図があったりもしますけど、
インパクトはやっぱり特別編の方が強烈でした。
もう一つのクイズ番組編でなんて露骨な私情による個人宛メッセージまでありますよ。
これって遠回しに担当に向かって『俺の彼女(ラブプラス)を返しやがれ!』って言ってますよね?